子供向け英語学習の趨勢

現在、小学生対象の英会話学校では、幼児対象の場合と同様に、英語が話されている環境にお子さんを置いて、遊びやゲームをやりながら、自然と英語に触れさせるというのが一般的な傾向です。確かに、ネイティブが話すのに合わせて遊びやゲームをやって、少しでも本場の英語に親しむ、楽しむということは一定の効果があることは否定してませんし、また、このようなことは当初の公立の小学校の英語教育にも取り入れられておりましたし、現在でもそんなに変わるものではありません。

遊びやゲームでは学力は向上せず

しかし、これまで、小学校時代にネイティブの英語教師による

英会話学校に通っていたという中学生や高校生を多数見てきま

したが、誰一人として英語が得意科目となったという生徒を知

りません。確かに、遊びやゲームを英語の勉強と組み合わせる

ことで、楽しい思い出は残るようですが、実質的に得るものは

何もないというのが感想のようです。

英語は楽しては身につかず

実際、小学校時代、遊びやゲーム中心で「聞く話す」の英語を

習ってきた生徒と土台を固める目的で文法中心で英語を学習し

てきた生徒を比べてみると、文法中心でやってきた生徒の方が

中学や高校に入ってから英語の成績は断然良いです。それは、

遊びやゲーム中心の英語教育では、英語が話される環境に慣れ

親しむという点ではすぐれた面があることは確かですが、英語

の勉強の仕方を含めた土台の構築がおろそかになるからです。

確かに、お子さんにできるだけ英語を楽しく勉強してもらいた

いという親心は十分にわかりますが、英語が話される環境に慣

れ親しむという受動的な姿勢だけでは英語で表現する能力は身

に付きません。英語の含めた他の国の言葉を覚えるには土台の

構築、つまり、文法の学習やしっかりとした単語、熟語の把握

が不可欠です。

TDK小学生英語教室の基本的な立場

TDK小学生英語教室は、英語の学習のしっかりとした土台

を築くことなしには、英語を聞き取り、自己を表現する力

は身につかないという立場を取っております。

そこで、当英語教室の英語学習は、「読み、書き、聞く、

話す」の４拍子の整った授業となります。英会話教室や公

立小学校での英語学習とは異なり、「聞く、話す」偏重の

授業とはなりません。

お預かりしたお子さんが中学生や高校生になって英語が得

意となることを目指しております。